トースト

91年にビル・ゲイツはバフェットとの会合で「コダックはトーストだ」と言ったという(「スノーボール」下巻より)。
トーストとは、オシャカ(ダメ)だという意味のようだ。
ゲイツは、デジタル技術の発展(とインターネットの普及)を91年時点で見通し、アナログフィルム製造技術の重要性低下を示唆。
それが前述の発言につながっている。

90年代後半には90ドルを超えていたコダック株。
9/30の終値は、WSJの報道もありさらに下げて、0.78ドル。
現在は保有特許を切り売りして再建を目指しているが、次の事業の柱と位置付けるプリンタ事業も軟調なため、株価が低迷している。
コダックはデジタル化の流れに乗れなかったということだ。

グーグルの台頭でマイクロソフトも以前の存在感はなくなってるが、経営戦略と経営者の判断力の重要性を示す例だと言える。

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